中小企業の決算対策と節税
2005年02月21日 15:37
中小企業の節税対策と節税の関係を決算月の関係から解説します。
こんにちは。
日本中央税理士法人の見田村です。
さて、今回が創刊号です。
はりきって行きましょう。
今回は会社の「中小企業の節税対策を考えた決算月」に関するノウハウについて考えてみます。
みなさんの会社の決算月は何月でしょうか。
きちんと意図的に決めていますか。
それでは、本題にいってみましょう。
■着眼■ なぜその月が決算月なのですか?
会社の決算月は会社よってバラバラですよね。
その月であることに特に意味が無く、なんとなく3月決算にしている会社も
多いです。
税理士は3月決算ばかりだと大変なので、税理士の都合による場合もあります。
でも、実は何月を決算月にするかはお金の効率に大きな影響があるって、
ご存知でしたか。
では、どんな影響でしょうか?
■提案■ 利益が最も上がる月を期首にするべきです
期首に上がった利益は1年間かけて事業に投資できるため、節税になります。
また、期首に上がった利益で買った固定資産の減価償却費も1年分を計上できます。
逆に、期首に予想よりも利益が上がらなくても、1年間かけて経費削減し、赤字を回避することができます。
■理由■
利益が上がる月を期末にすると、期末で上がった利益は節税をする時間的な余裕がありません。
期末で上がった利益で購入した固定資産の減価償却費は1ヶ月分しか計上できません。
予測よりも利益が上がらなかった場合、赤字決算になってしまいます。
ある上場企業の取締役の方と話をしたときに「うちの考え方は逆だ」とおっしゃっていました。
その会社は先日の新聞に「市場が予測よりも冷え込み、業績を下方修正」と書いていました。
みなさんはどうお考えになりますか。
■まとめ■
利益を効率的に事業投資していくことが、企業が存続する秘訣です。
今ならまだ、2月末決算への変更が可能ですよ。
株主総会議事録と届出書を作って、税務署に提出しましょう。
■書籍のお知らせ
「かわいい決算書」(明日香出版社)
この本を書くために、2ヶ月間、ほとんど家に帰りませんでした。
だから、ノウハウ全開です!!
http://tinyurl.com/6uxgf
■編集後記
愛子様が、おきにいりの絵本を買いました。
「うずらちゃんのかくれんぼ」です。
先日、親子三人で川の字になって子供を寝かしつける時のことでした。
妻が絵本を読んでいると、私の方が先に寝てしまいました。
2歳の息子に「パパ、もう寝ちゃったの」と大きな声で呼ばれ、起きました。
子供の絵本で2歳の子よりも早く寝てしまうとは・・・ f^_^;;
不覚です・・・。
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投稿者: 節税のことなら節税専門の税理士、(株)日本中央会計事務所、日本中央税理士法人