商品は値下げせずに、値上げして販売しましょう
2007年09月12日 09:51
たくさんの会社が商品を値下げして販売していますが、原価と利益の関係をよく考えないで値引きをすると、ただ単に労力だけが増えることになってしまいます。
そこで今回は、商品に付加価値を付けて値上げすることの大切さの意味を説明します。
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お世話になっております。
朝4時起きの税理士 見田村です。
今日もお読み頂き、ありがとうございます。
感謝です!!
さて、今日の1分セミナーは
「値引きと売価の意外な関係とは・・・」をお伝えします。
まずは、皆さんにクイズを出しますね。
売価100円(原価70円)の商品を100個売りました。
当然、利益は1個30円です。
もっとたくさん売りたいので、10%値下げしました。
さて、何個売れば、値下げ前の利益に追いつくでしょうか?
答えは【150個】です。
ちょっと意外な数字ですよね。
これは原価があるために、こういう結果になるのです。
実際に、上のクイズで検証してみましょう。
定価100円で売った場合の利益は、1個30円です。
これを100個売れば、利益は「30円×100個=3,000円」です。
これを10%値下げすると、売価は90円です。
だから、利益は「90円−70円=20円」となります。
そうすると、定価販売の利益3,000円に追いつくためには、
「3,000円÷20円=150個」の販売個数が必要になるのです。
だから、10%値引くと、1.5倍の販売個数が必要なのです。
つまり、労力が1.5倍ということです。
だから、「値引率=販売個数の増加率」では、同じ額の利益が出ません。
値引いた場合、売らなければならない個数はイメージよりも多いのです。
しかも、圧倒的に。
値引くなら、しっかり利益の計算をしてからにしましょう。
原価があることを忘れてはいけないのです。
逆に、上のクイズで10%値上げすると、どうなるでしょう。
売価は110円となり、利益は110円−70円=40円です。
すると、同じ利益を確保するための販売個数は
3,000円÷40円=75個です。
だから、10%値上げすると販売個数が25%ダウンしてもいいのです。
つまり、労力が25%ダウンということです。
これをまとめます。
原価率が70%の場合、
○ 10%値下げすると、労力は1.5倍
○ 10%値上げすると、労力は25%ダウン
計算してみると、当たり前ですよね。
ただ、これが実際の経営になると、できない場合が多いのです。
売りたいから、思わず値引きをしてしまう・・・。
あるセミナーで講師の先生がこんなことを言っていました。
「値引きが1番、好きなのは誰ですか」
「それは、営業マンです」
皆さんはお客さんから値引き交渉される【前】に、
【自ら】値引きしたことはありませんか。
もちろん、値引きをすることも、ひとつの方法です。
ただ、きちんと値引きと利益の試算をしてからでないと駄目です。
そうしないと、負のスパイラルに落ちていくのです。
もっと言えば、付加価値を付け、値上げして売ることが重要ですね。
京セラの稲盛会長も「値決めは経営者の仕事だ」とおっしゃっています。
皆さんの会社の値決めは適正ですか?
このようなことを私の著書「かわいい決算書」(明日香出版社)では
書いています。
ちなみに、定価は1,500円です。
ただ、アマゾンではプレミアがつき、3,000円で売られています。
どうぞ、ご購入下さい。
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投稿者: 節税のことなら節税専門の税理士、(株)日本中央会計事務所、日本中央税理士法人