税務調査におけるお土産の有効性
2008年04月08日 10:23
税務調査では税務調査官に「お土産」を用意した方が税務調査の結果が有利になるという噂がまことしやかに囁かれています。
今日のメルマガでは、この税務調査時の「お土産」の有効性を国税庁が発表している税務調査のデータを使って解説致します。
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朝4時起きの税理士の見田村です。
いつもありがとうございます。
さあ、今日の1分セミナーは
「税務調査におけるお土産の有効性」をお伝えします。
「税務調査では、お土産を用意した方がいい」
「お土産を用意した方が税務調査が早く終わる」
こんな話を聞いたことがありませんか?
さて、お土産の有効性はどの程度なのでしょうか?
まずは、国税庁が発表しているデータをご紹介します。
<平成17年度のデータ>
○調査の総数 143,000件
○修正申告などの件数 104,000件
○104,000件 ÷ 143,000件 = 約70%
→ 逆に言えば、約30%の会社は問題無し
<平成18年度のデータ>
○調査の総数 147,000件
○修正申告などの件数 108,000件件
○108,000件 ÷ 147,000件 = 約70%
→ 逆に言えば、約30%の会社は問題無し
だから、税務調査があっても、約30%の会社は否認事項が無いのです。
これでもお土産は必要でしょうか。
それは単なる噂であり、全くの誤解なのです。
実際、税務署OBの税理士さんも
「お土産は全く意味が無い」とおっしゃっていました。
逆に、皆さんが税務調査官だったとしましょう。
税務調査官も仕事です。
一般の営業マンと同じで、獲得した数字が非常に大切です。
例えば、自動車の営業マンで考えてみましょう。
○ 500万円の車
○ 10万円の車
当然、500万円の車を売りたいですよね。
お客さんと会い、すぐに「10万円の車が売れた」と言って
帰ってくる営業マンはいないのです。
500万円の車を売ろうと頑張るのです。
税務調査もこれとまったく同じことが言えます。
だから、ちょっとしたお土産を用意しても意味が無いのです。
○お土産を用意すること
↓
○税務調査官は最も避けたい「何も出なかった」という状況を回避できた
ということに過ぎないのです。
また、税務調査官がお土産に気付かない場合もあります。
さらに、意味がありませんよね・・・。
ただ、私が立ち会った税務調査で軽いお土産を用意したことがあります。
私は「意味がありませんよ」とお伝えしました。
しかし、社長が「どうしても用意したい」ということで、用意しました。
結果は、否認事項が増えただけでした。
税務調査終了後に、その社長も「先生の言った通りでしたね・・・」と
おっしゃっていました。
春は税務調査の多い季節です。
意味の無いお土産を用意することは止めましょう。
実際、こういう誤解は多いのです。
また、税務調査に対して受け身である場合もよくあります。
税務調査の連絡後に、事前対策をしていない場合もあります。
だから、私のセミナーは下記のようなご評価を頂くのです。
○埼玉県川口市 百瀬善一税理士事務所 税理士 百瀬善一 様
税務調査の全般的な理解と細部の知識を得るのに役立ちました。
ありがとうございました。
○東京都葛飾区 高橋浩税理士事務所 高橋浩 様
実際の体験に基づいた対策はとても参考になりました。
また、事前予防策まで教えて頂き、とても助かります。
○東京都港区 有限会社アイピーエキスパート 野口恭弘 様
備えあればうれいなし。
大変有意義でした。
創業して税務調査は未経験ですが準備できました。
税理士によって、税務調査の結果が変わる場合もあります。
それは、税理士の知識、スタンス、見解が違うからです。
だから、税理士がいてもいなくても、
会社自身で対応することは対応すべきなのです。
そのために、このDVDを作成したのです。
皆さんは正しい税務調査の対応方法を身に付けて下さいね。
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投稿者: 節税のことなら節税専門の税理士、(株)日本中央会計事務所、日本中央税理士法人