同族会社への外注費が高いか安いかと判断される根拠とは
2008年06月24日 10:27
税務調査にて「関係会社への外注費」や「関係会社との取引」が高すぎると税務調査官に否認される場合があります。
本日は、「同族会社への外注費」や「同族会社との取引」を税務調査にて税務調査官に否認される根拠、ポイントを解説致します。
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朝4時起きの税理士の見田村です。
いつもありがとうございます。
まずは、見て頂きたい記事です。
【重要】成功するために必要な要素
http://ameblo.jp/mitamura1023/entry-10109088476.html
上司の欠点を見るな
http://ameblo.jp/mitamura1023/entry-10108090959.html
組織の成長と管理
http://ameblo.jp/mitamura1023/entry-10107897694.html
さあ、今日の1分セミナーは
「同族会社が注意すべきポイント」をお伝えします。
先日、こんなご質問を頂きました。
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私は同族会社を2社(A社、B社)経営しています。
そして、A社はB社に外注費を支払っています。
この外注費が税務調査で「高すぎる」と問題になっています。
高いか、安いかはどう判断したらいいのでしょうか?
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まずは確認です。
このような外注費が高いか安いかはケースバイケースです。
明確な線引きは法律ではできません。
ただ、「法律が無いので、何でもあり」とはなりません。
なぜならば、税務署がこのような取引を否認する根拠があるからです。
それは、
「同族会社のどんな取引でも、税務署が税金逃れとすれば否認できる」
という【法律】です。
だから、形式上は合法的でも、
それが税金逃れとされれば、否認されてしまうのです。
結果、線引きの無い金額の判断は非常に難しい場合もあります。
だから、私はこのようなご質問にはこう答えます。
○ 第三者間で同じような取引があれば、それはいくらなのか?
○ その第三者は、今回、判断すべき同族会社と
事業内容、規模などは同じか?
→ 上記2点は、平成13年に納税者が勝った事例の根拠です。
→ 上記2点で考え、妥当でないなら考え直すべきです。
この話をすると、詳細な取引内容をベ−スに話が進みます。
ただ、詳細をお聞きすると、
○ 他社での事例が無い
○ あったとしても、規模が全然違う
ということもあるのです。
だから、私は次の判断として「合理性」を考えます。
企業は利益を追求することが大前提です。
だから、「経済的に合理性の無い取引」は通常、あり得ません。
こういう取引は否認されるリスクが高いのです。
つまり、「経済合理性」が必要なのです。
具体的には、
○ 同族会社のその取引は赤字か黒字か?
○ その費用に対する費用対効果はどの程度か?
などの「経済合理性」を考えます。
実際、過去の判例などを見ても、
同じような取引でも経済合理性のある取引は否認されていません。
しかし、経済合理性の無い取引は否認されています。
いかがですか?
皆さんの会社では、同族間の取引がありますか?
そして、費用の妥当性を判断しにくいものがありますか?
その最終的な判断は誰にもできません。
基本的には、税務調査の際に判断されるからです。
だからこそ、現時点での【経済合理性という考え方】が重要なのです。
否認されてから、「あー、やっぱり」と思わないで下さいね。
今の時期は税務調査の結果も決まり、
「あー、しまったなあ」と思っている方も多い時期です。
強く印象に残っている時期だからこそ、今後の対策をして下さい。
そうしないと、歴史は繰り返されてしまいます。
私はそういう会社を【何社も何社も】見てきました。
例えば、有限会社フレスコ 紺野慎一様(東京都江東区)は
こうおっしゃっています。
今年の2月に初めての税務調査を受けました。
会社設立が1994年ですから、10年以上経ってのことです。
具体的な準備や心構えもないまま、
嵐のような勢いで2日間に渡る調査が過ぎていきました。
後の祭りですが、今日のセミナーを受講していれば防げたはずの内容があり、
もっと早くに駆け付けていればと思うと残念です(笑)。
二度と税務調査は御免ですが、そうはいかないでしょうから、
次回調査にしっかりと役立てたいと思います。
紺野様は、次回に向けての対策をしっかりと取られたことでしょう。
皆さんも【今】だからこそ、お考え下さいね。
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投稿者: 節税のことなら節税専門の税理士、(株)日本中央会計事務所、日本中央税理士法人