税務調査官のミスにより税務調査で否認と指摘されたら・・・
2008年11月04日 10:46
税務調査においては前回の調査の時は認められたのに、今回の税務調査では税務調査官に否認される場合があります。
今日は、「前回の税務調査で指摘されなかった場合」と「前回の税務調査で認められた場合」の違いを説明します。
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朝4時起きの税理士の見田村です。
いつもありがとうございます。
皆さんの3連休はいかがでしたか?
私はブルーインパルスの航空ショーを見てきました。
その写真7枚をブログにアップしたので、ご覧下さい。
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さあ、今日の1分セミナーは
「前回の税務調査で認められたことはOKか?」です。
A社に税務調査がありました。
その際、特殊な「事故防止の保険料」が否認されました。
つまり、経費にならないということです。
しかし、A社は反論しました。
なぜなら、
○ A社は前回の調査で詳細な説明をした(管轄官庁にも確認)
○ 当時の調査官も「OK」と回答した
からです。
これが今回の税務調査で否認されたのです。
過少申告加算税も付いてきたのです。
さあ、どうなるのでしょうか・・・。
この事例は平成15年に出た裁決です。
結果はA社が勝ちました。
これは当然ですよね・・・。
詳細な説明をした上で、「OK」という回答をもらったのですから・・・。
しかし、こういうこともあるのです。
実際、私自身も同じ体験をしたことがあります。
私の事例はある取締役が
○ 役員
○ 役員兼従業員
のどちらになるかで争った事例です。
この取締役には従業員としての賞与を支払っていました。
だから、「それが経費になるか」が問題になったのです。
前回の調査では「詳細な説明」をした上で、
○ 役員兼従業員でOK
○ 従業員としての賞与もOK
ということになったのです。
それが今回の調査で指摘されたのです。
だから、私は反論しました。
上記の裁決も事例に挙げました。
その結果、認められたのです。
税務調査官も人間です。
ミスをすることもあります。
大切なことは
○ 指摘に対して説明した資料、記録を【詳細に】残しておくこと
○ 次回の調査時には、それを提示すること
○ 詳細に説明し、「OK」となったことには反論すること
○ それが調査官のミスだった場合、今後は改善すること
です。
いかがですか。
税務調査に関して、よくある質問に
○ 前回、指摘されなかったからOKですか?
○ 前回、認めてもらったからOKですか?
というものがあります。
この回答は
○ 前回、指摘されなかったからOKですか?
→ 見つからなかっただけかもしれない
→ OKとはいえない
○ 前回、認めてもらったからOKですか?
→ 詳細な説明の上、認めてもらったなら、基本的にOK
→ それが調査官のミスなら、今後は改善
→ 否認されていないが、間違いを指摘されたことも改善
ということです。
税務調査では色々なことが起こります。
だから、現場で対応する能力が問われるのです。
正直、税理士により、調査対応能力は変わります。
調査の結果も変わってきます。
だから、私は
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投稿者: 節税のことなら節税専門の税理士、(株)日本中央会計事務所、日本中央税理士法人