デットエクイティスワップの注意点とは?
2009年07月14日 15:16
デットエクイティスワップ(債務の株式化)を行なう場合の注意点を解説します。
朝4時起きの税理士見田村です。
いつもありがとうございます。
先週に販売したDVDですが、多数の方にご購入頂きました。
本当にありがとうございました。
この販売した3日間の「数字の推移、データ」から認識したマーケティングがあります。
これを明日の「まぐまぐからのメルマガ」で解説しますので、まだ未登録の方は是非、ご登録下さい。
http://www.success-idea.com/magazine/
さあ、今日の1分セミナーにいきましょう。
今日は「社長からの借入金が多い会社の対策(その2)」です。
6/30のメルマガで
○社長からの借入金が多い会社の対策
○相続税の納税猶予、免除
の内容を書きました。
今日はこれを前提として書きますので、まだお読みでない方は下記からお読み下さい。
http://www.77setsuzei.com/magazine/2009/06/30/post_39/
この中で次のように書きました。
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思わぬ課税を受けてしまう場合もあるので、
実行するときは必ず税理士にご相談下さい。
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前回のメルマガでここまで解説すると難しくなるので、止めました。
だから、今日はこれを解説します。
この方法のリスクは「債務免除益が計上されること」です。
例えば、会社が社長から借りている金額を1億円としましょう。
普通に考えれば、「借入金1億円→資本金1億円」になるだけです。
しかし、「税務上は」違う「場合」もあるのです。
仮に、この「借入金の実質的な価値=6,000万円」としましょう。
そうすると、「税務上は」「借入金→資本金」となるのは「6,000万円」です。
つまり、「税務上は」価値がある部分しか資本金にならないのです。
そして、差額4,000万円は「債務免除益」という利益になるのです。
その結果、繰越欠損金が無ければ、税金がかかる場合もあるでしょう。
こういう税金がかかるリスクがあるのです。
そこで、下記の方法を提案します。
上記と同じで「社長からの借入金を1億円」とします。
下記の流れを「図を描いて」追ってみて下さい。
この流れを「一気に」やります。
<方法その1>
(1)会社が銀行から1億円を借りる
(2)会社が社長に1億円を返済する
(3)社長が1億円を増資する
(4)会社が銀行に1億円を返済する
<方法その2>
(1)社長が銀行から1億円を借りる
(2)社長が1億円を増資する
(3)会社が社長に1億円を返済する
(4)社長が銀行に1億円を返済する
つまり、「お金をぐるっと回す」のです。
いかがですか?
これは銀行交渉が必要になりますが、
○銀行としては、返済リスクが無い
○増資後は自己資本比率が高くなり、銀行も融資しやすくなる
となります。
もし、あなたの会社でも同じ問題を抱えているなら、是非、ご検討下さいね。
○ 顧問契約(料金表は下記URLに記載)
○ 単発の税務相談
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投稿者: 節税のことなら東京都港区の税理士、(株)日本中央会計事務所、日本中央税理士法人