国税不服審判所の裁決事例から学ぶこと
2009年10月07日 07:40
国税不服審判書の裁決事例からは税理士も一般の方も学ぶべきことが沢山あります。
国税不服審判所のホームページには、過去に納税者が税務署や国税局と争った裁決事例(国税不服審判所が下す判断を裁決という)が沢山載っています。
ここには納税者が勝った裁決事例、負けた裁決事例が沢山掲載されており、実際に自分の判断が間違っているかどうか、争うべきかどうかの判断をするときに参考となるものが沢山あります。
ちなみに、国税不服審判所での裁決に納得がいなかい場合は、税務裁判になり、地方裁判所 → 高等裁判所 → 最高裁判所と進むことになります。
だから、本当に詳細な判断をするときは国税不服審判所の裁決事例だけでなく、裁判の判決も調べるべきですが。
秋は税務調査が多い季節ですから、税務署の判断に納得がいかない場合もあるでしょう。
そういう場合は、こういうホームページを参考にしてみるのもいいでしょう。
今のあなたの会社が税務の歴史の中で特別で、最初の事例であるということはまずありません。
必ず、過去に誰かが同じ道を通ってきたはずです。
そうであれば、まずは過去の事例を参考にすることは非常に重要なことなのです。
もちろん、これは本来であれば、顧問税理士の仕事です。
しかし、そこまではやってくれない人もいるので、そういう場合は顧問税理士を税務調査の途中で変えるか、自己防衛するしかありません。
もし、あなたが自己防衛を考えるならば、このホームページは非常に参考になるページなのです。
投稿者: 節税のことなら東京都港区の税理士、(株)日本中央会計事務所、日本中央税理士法人