融資と格付けのポイントとは?
2009年12月10日 08:42
銀行から融資を受ける場合、その企業の格付けは非常に重要となります。
そこで今日は、「融資と格付け」について、解説します。
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銀行は企業に融資をする際、その企業の格付けを行ない、融資の利率、返済期間などの査定を行なっています。
もちろん、財務状態が良い会社には融資をしたく、かつ、他行も営業をかけているため、利率は安くなります。
この場合、特に企業側に融資が必要なくても、「置いておいてもらえば、いいので借りて下さい」と言われたりもします。
しかし、財務状態が悪くなるに従って、銀行側の態度も変わり、融資の利率も高くなっていきます。
だから、前期よりも財務状態が悪くなれば、格付けも下がる場合があり、「利率を上げて欲しい」と交渉されることもあります。
しかし、この理屈をよーく考えて下さい。
この理屈は、財務状態が悪くなれば、利率が上がり、財務状態が良くなれば、利率は下がるというものです。
しかし、銀行員は利率を上げたい場合は交渉してきますが、利率を下げられる場合は敢えて口を開きません。
だから、本当は交渉によって、もっと利率を下げられるのに、高い金利のままで融資を受けている企業も相当数あることが現実なのです。
いかがですか?
あなたの会社はいつから、何%で融資を受けていますか?
その利率は固定金利ですか?変動金利ですか?
もし、融資を受けた当時との財務状態の比較(格付けの変化)、金利の市場動向などを考え、「うちの会社はもっと安い利率で借りられるのでは?」と疑問に思ったら、銀行員と格付けの話をし、交渉してみましょう。
銀行員も貸してこそのビジネスで、他行に借り換えされては営業の数字に影響します。
だから、必要ならば、必ず交渉のテーブルには着くのです。
リーマンショック以降、厳しい会社が多いですが、中には持ち直した会社もあります。
もし、あなたの会社に「融資の条件に関して、交渉の余地あり」と思われる要素があるならば、銀行と交渉してみましょう。
ほんの少しかもしれませんが、金利が下がる可能性はあるのです。
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投稿者: 節税のことなら東京都港区の税理士、(株)日本中央会計事務所、日本中央税理士法人