予告なしで税務調査(強制調査)が来た時の3つの対処法
2011年10月11日 09:56
朝、事前に予告なしに会社に税務調査官が訪れ、税務調査を行おうとする場合がありますが、その時でも焦らずにまずは顧問税理士に連絡をしましょう。
税務調査の結果は税理士の対処方法で大きく変わりますが、予告なしに税務調査官が現れた時の対処方法を3つのポイントを挙げ、正しい税務調査の対応方法を今日のメルマガでは解説します。
--------------------------------------------------------------------
<ご友人、知人にもこのメルマガをご紹介頂ければ、幸いです。>
http://www.success-idea.com/magazine/
<顧問契約、相続税のご相談、単発のご相談のお問合せは>
本社:03−3539−3047(平日9:00〜19:00)
横浜支店:045−440−6087(平日9:00〜18:00)
http://www.77setsuzei.com/form/consul/index.html (24時間受付)
--------------------------------------------------------------------
朝4時起きの税理士 見田村です。
いつもありがとうございます。
秋は税務調査が多い季節なので、
これに関する単発のご相談も増えています。
是非、下記DVDで「正しい対応方法」を身に付けておいてくださいね。
特に、下記3点は必ず覚えておいて欲しい知識です。
○ その否認事項は重加算税の対象となるものか?
→ 重加算税の対象外なのに、かけられていることは【よく】あります
○ 重加算税を回避するポイントとは?
○ 「青色申告の取り消し」と言われたときに検証すべき資料とは?
法律などの範囲を超え、
納税者に不利な結果に終わっていることも【よく】あります。
どうぞ、ご参考になさってくださいね。
http://www.success-idea.com/220170/
では、1分セミナーにいきましょう。
今回は「予告なしで税務調査があった場合の対処法」をお伝えします。
まず、税務調査の種類を解説すると、下記の2つがあります。
(1)強制調査
→ 事前の予告なしで、裁判所の令状がある強制的なもの
→ 脱税額も多額になることが多い
(2)任意調査
→ 事前の予告がある場合も無い場合もある
→ 法人の場合、事前の予告ありが約90%
→ 個人の場合、事前の予告ありが約80%
この2つのうち、大半の税務調査は(2)の任意調査で、
大半は事前連絡があります。
しかし、中には事前連絡がなく、
「朝、いきなり税務調査官が来る」ということもあります。
この場合、納税者の方がパニックになることが本当に多いのです。
しかし、パニックにならず、
下記3つを【絶対に】覚えておいてください。
○ 裁判所の令状がなければ、予告なしであっても任意調査である
→ 「強制調査」と「無予告の任意調査」は意味が違います
○ 天候に関わらず、【建物の外】で待ってもらう
→ 外で待ってもらい、税理士にすぐに電話しましょう
○ 任意調査である以上は日程の調整ができる
→ 仕事などでその日の都合が悪ければ、日程を再調整できます
ちなみに、任意調査ではあっても、
受けるかどうかが任意という意味ではありません。
税務調査は拒否することはできず、受けるしかないのですが、
日程の再調整はできるのです。
しかし、これを知らず、また、パニックになっているので、
事務員の女性などが思わず中に入れてしまうことも【よく】あります。
そして、なし崩し的に税務調査が始まってしまうこともあるのです。
社長以下、社内全員がパニックになることもあります。
先日、ご相談頂いたお客様もそうでした。
その日は社内が騒然となり、社員の机の引き出しなども調べられたため、
1日中、仕事にならなかったそうです。
税務調査は受けたとしても、税理士が防波堤となり、
最低限でも営業が止まる状況は避けるべきですね。
ちなみに、税務調査官が【勝手に】机の引き出し、ロッカーなどを
開けることはできません。
必ず、相手の同意を取った上でしか開けられず、
もし、同意無しで開けたとしたら、それは「違法行為」です。
ここも覚えておいてくださいね。
ちなみに、このお客様の場合、すぐに顧問税理士を切り替えて頂き、
「正しい対応方法」をお伝えしました。
この「正しい対応方法」とは下記となります。
○ 税務調査は受けるが、日程の再調整をしたい
○ 税理士に立ち会って欲しいので、日程は税理士と話をして欲しい
→ 明日の税務調査は行わず、日程は調整して欲しい
この結果、現場での税務調査は1日のみで、
その後の日程は再調整することになりました。
そして、私が税務調査官と話をし、
後日に現場での税務調査を行うことになりました。
任意調査の場合、予告があろうが無かろうが
日程の再調整をすることは可能なのです。
もちろん、税務調査官の側にも予告なしで税務調査を行いたい意味はあり、
事前に何かをつかんでいる場合もあります。
また、「予告なしで踏み込んだからこそ、
不正をしている会社から大きな否認額が出た」ということも【よく】あります。
ただ、このメルマガをお読みになられている方は
きちんと勉強しようとされている方が大半です。
だからこそ、「正しい税務調査の対応方法」を身に付けてほしいのです。
予告なしだろうが、予告ありだろうが、
税務調査の結果が変わらない会社もあります。
不正をしないことは当然のことですが、
それと「正しい税務調査の対応方法」は別問題です。
特に、予告なしの税務調査は税務調査官が高圧的な場合もあり、
納税者の方がパニックになり、言われるがままに進むこともあります。
それは「正しい税務調査の対応方法」ではないのです。
繰り返しになりますが、大切なことをもう1度書きます。
○ 裁判所の令状がなければ、予告無しであっても任意調査である
○ 任意調査ならば、【建物の外】で待ってもらい、すぐに税理士に連絡
○ 任意調査である以上は日程の調整ができる
メルマガでは色々な情報を配信しているので、
個別の内容を全て覚えていることは難しいでしょう。
しかし、この3つだけは【絶対に」覚えておいてほしいのです。
---------------------------------------------------
(株)日本中央会計事務所・日本中央税理士法人
代表取締役・代表社員・税理士見田村元宣
(本社)
東京都港区西新橋2丁目6−2 ザイマックス西新橋ビル3F
電話:03−3539−3047
(横浜支店)
神奈川県横浜市西区高島2−19−12横浜スカイビル20階
電話:045−440−6087
○顧問契約、単発のご相談のお問合せは
http://www.77setsuzei.com/form/consul/index.html
○節税、税務調査のノウハウ(動画あり)
http://www.success-idea.com/zeimu/
---------------------------------------------------
●ご友人、知人にもこのメルマガをご紹介ください。
→ http://www.success-idea.com/magazine/
●恵まれない方のために
みなさんが1クリックすると
協賛企業が慈善団体に寄付してくれます(1クリック=1円)。
今、自分がここにいられることに感謝し、1日1回クリックしませんか。
私も毎日、ワンクリックしています。 http://www.dff.jp/
●本メールマガジンは専門的な内容を分かりやすくするため、
敢えて詳細な要件などは省略していることもございます。
お伝えした方法を実行する際は当社までご相談ください。
また、この内容は掲載日現在の法令や通達などに基づいておりますので、
ご注意ください。
■編集後記
昨日、車を買い替えました。
2〜3週間後の納車ですが、楽しみです。
納車されたら、ブログで写真と共に公開しますね。
10/23は私の43歳の誕生日なので、
これが自分への誕生日プレゼントです。
ただ、プレゼントなのに、自分で買っていますが(笑)。
投稿者: 節税のことなら節税専門の税理士、(株)日本中央会計事務所、日本中央税理士法人