節税のために加入した生命保険の解約返戻金への課税を回避する方法
2012年07月24日 13:23
節税のために生命保険に加入しましたが、当初の予定とは違い、ピーク時の解約返戻金と相殺する経費は無いなどの理由で解約返戻金へ課税されてしまう中小企業があります。
今日のメルマガでは解約返戻金への課税を回避する方法と、その注意点を解説します。
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4時起きの税理士 見田村です。
いつもありがとうございます。
大津の中学生が自殺したことが大きな社会問題となっていますが、
実は、私も中学生の時はいじめられていました・・・。
そんな体験も交えて、フェイスブックに私の考えを投稿したところ、
いつもよりもかなり大きな反響がありました。
そこで、同じ記事を最後の編集後記に掲載しますので、
是非、ご覧いただければと思います。
では、1分セミナーにいきましょう。
今回は「生命保険で節税したものの・・・」をお伝えします。
「大きな利益が出たので、生命保険で節税しました。」
こういう話はよくありますし、私自身も提案することがあるので、
生命保険を否定する気は全くありません。
しかし、
○ 生命保険の解約返戻率のピークに合わせ、社長を辞める予定だった
○ 生命保険の解約返戻金と役員退職金を相殺するつもりだった
○ 実際にそのタイミングが来たが、辞められる状況ではない
○ ピーク時に解約しないと損なので、解約したいが、
多額の解約返戻金と相殺する経費がない
ということがよくあります。
これならまだ意味が分かるのですが、
○ 先のことは何も考えず、とりあえず節税したいので、生命保険に入った
○ 当然、ピーク時の解約返戻金と相殺する経費は無い
という会社もあります。
いずれにせよ、解約返戻金に課税されてしまう状況になります。
そんな場合に使える「奥の手」があります。
それは
○ 払うべき保険料を支払い、ピーク時の解約返戻金を確定させる
○ その後の保険料を支払わずに、その生命保険を失効させる
という方法です。
ちなみに、生命保険が失効した場合、
通常は3年間(保険によって違う)は契約を復活させることができます。
ただし、復活にあたり、審査が必要な場合もありますが。
そして、3年間が経過すると復活させることはできず、
解約が確定し、解約返戻金が支払われます。
結果として、解約返戻金の支払いを
3年間先延ばしにすることができるのです。
だから、
○ 今はまだ退職できないが、3年後ならできる
○ その際に役員退職金と解約返戻金を相殺すればいい
ということが可能となるのです。
ただし、この方法を実行する前に
1つだけ覚えておいて欲しいことがあります。
それは
「保険契約が失効している期間は、 死亡しても死亡保険金がもらえない」
ということです。
もちろん、ピーク時に解約していれば、
そもそも保険契約そのものが無いということもありますが、
このことは覚えておいて頂ければと思います。
だから、みなさんがこの方法を実行するならば、
「他の保険(個人契約、法人契約)で補償は保全されているか?」
ということを検証してください。
もっとも、ここは「自分の補償」ということを
そもそもどういうプランで組んだのか?という部分ですが・・・。
黒字の会社が節税のために生命保険に加入することはよくあります。
しかし、その出口戦略に困り、税理士に相談すると、
「これはどうしようもありませんね・・・」と言われ、
私にセカンドオピニオンを求め、ご相談にいらしゃる方もいます。
ただ、一見は無理なようでも、色々な対策があるのです。
このような節税対策を様々な角度から解説したのが、
「絶対節税の裏技77」です。
みなさんが節税にご興味があるなら、是非、ご覧くださいね。
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ご注意ください。
■編集後記
いじめのことが大きな社会問題となって久しいですが、
何を隠そう、私も中学時代はいじめられていました。
まあ、もともとの原因は中1から中2になる春休みの部活1週間を
さぼったことが原因だったのですが(私も悪いのですが)、
たったこれだけのことに端を発し、延々と卒業するまでいじめられました。
毎日、泣いて帰っていました。
親も知っていたし、色々と相談にも乗ってくれ、
なんとかしようと努力してくれました。
親戚の叔母が幼稚園の先生をしており、
その教え子に部活の先輩がいたので、口をきいてくれたりもしました。
学校の先生も知っていたし、注意もしてくれました。
まあ、それは「単なる注意」なので、焼け石に水という状況でした。
誰も改善できない、してくれない状況が、約2年ありました。
特に、部活が終わる3年生の夏までの状態はひどいものでした。
金銭の要求や葬式ごっこのようなことはされませんでしたが、
プロレスごっこという名のいじめは毎日でした。
だから、中3の夏の大会で1回戦で負けた瞬間、
「ああ、これで部活ではいじめられなくなる」
とほっとしたことを覚えています。
心の中でずっと相手チームを応援していました。
今回、不幸にも自殺をしてしまったお子さんがいますが、
その親御さんの悲しみ、怒りは筆舌に尽くしがたいと思います。
こういう事件を目にすると、
「自分と亡くなった子の違いは何だろう」といつも考えます。
なぜならば、私も相当辛い思いをしましたが、自殺はしなかったので、
そこに何か自殺を思いとどまらせるヒントがあるのではと思うからです。
単に私の方がいじめの程度が軽かったからなのか(相当、辛かったですが)、
別の要因なのか、それは分かりません。
ただ、ひとつだけ言えるとしたら、自殺を選択するくらいなら、
学校なんて行かない選択をすればいいということです。
結果として、誰も解決できないものはできません(それはこれからも)。
記者会見に出てくる校長先生は先生ではなく、
役人としての仕事しかしておらず、当然、生徒の顔と名前は一致しません。
いや、生徒の名前すら知りません。
特に、公立の校長先生は自分が定年退職を迎えるまでの最後の在任期間中に
何も問題が起こらなければいいという「御身大切」という人が多いでしょう
(もちろん、全員とは言いませんが)。
そんな人が責任者では、調査不十分万歳、隠ぺい体質万歳
という感じでしょう。
それが結論です。
ただ1つ言えることは自殺を選択してはいけないということです。
生きていれば、いつかいいことがあります。
私は自殺を考えたことはありませんでしたが、
これを選択しなかったからこそ、今があります。
これからの日本を背負う貴重な若い命を絶ってはいけないのです。
死なないで欲しい。
朝の来ない夜は無いのですから。
今、こうしている間にも日本中でいじめが行われているでしょう。
そのいじめられている1人1人に直接、私個人ができることは
何もないかもしれません。
ただ、生きていて欲しい。
それを願うばかりです。
追伸
いじめた側も未成年とはいえ、一定レベル以上のことをしたら、
きちんと裁かれるべきと考えます。
一定レベルの定義も難しいし、どこまでか効果があるかは分かりませんが、
法的抑制力というものは必要かと思います。
ただ単に罰すればいいとは思いませんが、いじめの報告があったら、
「第三者委員会」が調査し、結果を公表し、
然るべき措置、処罰があることが必要と考えます。
もちろん、いじめた側の子にも未来があるし、
更生するという意味もありますが、
幼児ではないので、良い悪いの分別はつく年齢です。
やったことに対する責任は取るべきと思います。
投稿者: 節税のことなら節税専門の税理士、(株)日本中央会計事務所、日本中央税理士法人