運営責任者 税理士 見田村元宣 E-mail. info@j-central.jp
東京都港区西新橋2丁目6−2 ザイマックス西新橋ビル3F
03-3539-3047
本書の「はじめに」をお読みください。
携帯電話のアラームで朝4時に起床し、熱いシャワーを浴びて、眠気を一掃して身支度。最寄りの地下鉄駅はパスして横浜駅まで人通りの少ない道を歩き、5時25分発の東海道線に乗車し、新橋にあるオフィスへ6時前に出勤。そして、従業員が出社してくる9時までに、みずからに課した複数の仕事・課題にひたすら没頭―――。
そんなビジネススタイルに切り替えてから約2年が経過しました。
きっかけはきわめて単純です。たまたま読んでいた本で、「成功者(とりわけアメリカの成功者)には早起きの人が多い」と知り、それに触発されて”起床時間の前倒し”を決意したのです。
それは、33歳で独立して立ち上げた会社を大きくし、1日も早く成功したいという一心からでした。
予備校生時代、朝7時半に登校して9時に講義が始まるまでみっちり90分間、誰もいない教室で受験勉強していたくらいで、もともと早起きを苦にしない人間ではありましたが、それでも「4時起きというのはちょっと異常かな」と思っていました。
ところが冬場に向かうまだ薄暗い横浜駅に入ってくる電車から降りる人、その電車に乗り込む人が予想外に多かったことで認識を改めました。「こんな時間に仕事に向かおうとしている人が、これほどいるんだ!」という感慨を持ったことを鮮明に覚えています。
そして、4時起きになってからいちばん変わったのは”時間”に対する考え方です。1分1秒たりとも無駄にしたくない。かぎりある時間を最大限に活用しようという意識が日々、シャープになってきたのです。
それまでは、時間に追われながら仕事をしているような部分もありましたが、6時から9時までの3時間は「いくらでも高密度で使える」というポジティブな意識へと、完全に切り替わりました。
もちろん、4時起きだからといって、夜の付き合いはできるだけ控えるというような考えは毛頭ありません。ただ、通常はおおむね10時〜11時までには就寝しており、ウィークデーは5〜6時間ほど熟睡すれば、とくに眠気を感じることはありません。
そして、試行錯誤しながら朝6時〜9時のタイムマネジメント術を自分なりに身につけたという自信から、2007年3月11日に『朝4時起きの税理士 見田村元宣のビジネス成功宣言!!』と題するブログを立ち上げ、ほぼ毎日、更新しています。
また、ビジネススタイルを切り替えたことによる劇的な変化は、会社の規模、売上、個人の収入の増加になって現れています。
私の会社は、税務等の申告、コンサルティング、セミナー活動、ノウハウ販売を主業務とした会計事務所ですが、わずか2年の間に顧問先や単発の案件の増加、セミナー事業の拡張などにともなって、従業員は8名から20名へと増え、私個人の年収も3倍に増えました。同時に、人脈も大きく広げることができました。まだまだ目標とするレベルには達していませんが、最近は、「課題をクリアするまでの時間が非常に短くなってきた」と実感しています。
ちなみに、朝4時起きを人に勧めるときは、「早起きの習慣を身につけたいなら夏場から」と言っていますが、私自身は、冬に向かう時期から実行して正解でした。
夏場なら朝5時台でも十分に明るくなっていますが、12月ともなると日の出は6時半過ぎ。通勤電車の車窓から見える民家やマンションはまだ寝静まっていて、灯りがぽつりぽつりと見える程度です。
東海道線上り電車は5時25分横浜駅発でも、座席がほとんど埋まる程度の乗客があるとはいえ、世の中の大半の人はまだ眠っている時間です。だからこそ、「こんなに朝早くから自分は職場に向かっている。これで成功しないはずがない!」という励みが生まれる。そんな予期せぬ効果もあったのです。
それから、この本で私が書きたいのは、「朝9時までの超仕事術」をはじめとした時間活用術・管理術・成功術ですが、もうひとつ、朝4時起きにしてからプライベート面でも大きな効果があることを発見しました。それは、家族団らんの時間がおのずと増える、ということです。
私には幼稚園に通う息子がいます。私が家を出る朝5時頃は、当然ながら熟睡中です。妻は、私の出勤時間になると起き出して「いってらっしゃい」と声をかけてくれますが、息子の声に送られて会社に向かうことはありません。しかし、仮に家を7時、8時に出るにしても、朝は家族それぞれに慌ただしく、ゆっくり会話を交わす時間など取りようがないのが実情です。
ただ、朝4時起きにしてから、朝の分を夜に取り戻すという意識が自然と働くようになり、取引先との食事などの約束がないかぎり、ずるずる会社に残っているよりまっすぐ家に帰るようになりました。
早いとき午後6時に会社を出て、自宅で家族と会話しながら食事をし、息子と一緒に入浴します。まだ父親にまとわりついてくる年頃だけに、ウィークデーでもできるだけそんな時間をつくるよう心がけています。
私はビジネス書を中心に、1日1冊、本を読むことをみずからに課しています。つねづねビジネス書に関して思うのは、自分の人生に役立つ箇所、知りたいことに遭遇するまでにかなりの(余計な)時間を要するということ。そこで、「はじめに」の最後に、本書のミソを書きだしておきます。
私の「朝9時までの超仕事術」の最大のポイントは、6時から9時までの時間を3等分し、それぞれの1時間内に、ひとつの仕事・課題をとにかくクリアしてしまう―――ということです。
3時間というのは案外、長いものです。当然ですが、人間の集中力は3時間ぶっ通しでは持続できず、途中からどうしても効率が落ちてきます。そこで、1時間ごとに違うことをやり、時間内に決着をつけるのが最も効率的という結論に達しました。
どういうふうに3等分しているか興味がおありの方は、本書を引き続きお読みいただき、それぞれの立場や仕事内容に合わせてアレンジ方法をお考えください。私が試行錯誤の末にたどりついたノウハウを、速い人なら1時間以内で発見することができるはずです。
サラリーマンならば人より早く出世ができる、ご商売をされている方ならライバル社よりも早く売上があがる、とにかくまわりの同業他社やライバルより早く上のステージにいける、早起きによる”ビジネスの加速”というものを実践し、「人生が今までより充実した」「時間に追われることがなくなった」と体感していただける方が1人でも多く生まれることを心より祈念しています。
平成20年2月
朝4時起きの税理士 見田村元宣
ちょっと待った!!社長!御社の税務調査ココが狙われます!! 見田村元宣 著 すばる舎リンケージ |
これだけ!B/SとP/L 見田村元宣 他 著 すばる舎リンケージ |
相続税増税、あなたの家は大丈夫? 見田村元宣 著 明日香出版社 |
フリーランスの教科書 見田村元宣 他 著 星海社 |
「会社が危ない!」と思ったときにお金をひねり出す61の方法 見田村元宣 他 著 日本実業出版社 |
あの社長の羽振りがいいのにはワケがある 見田村元宣 著 すばる舎リンケージ |
「儲かる!会社」に一瞬で変わる 見田村元宣 著 インデックス・コミュニケーションズ |
かわいい決算書 見田村元宣 他 著 明日香出版社 |
守りから攻めへの譲渡資産税実務 見田村元宣 他 著 ぎょうせい |
株式会社 日本中央研修会 日本中央税理士法人
〒105-0003 東京都港区西新橋2丁目6−2 ザイマックス西新橋ビル3F
TEL. 03-3539-3047 FAX. 03-3539-3048
Copyright 2006-2016. Japan Central Academy Co., Ltd. All Rights Reserved.